おどおどするのを治したい!人前で堂々と振る舞えるようになる方法

人前に出ると、なぜかおどおどしてしまう。
話しかけられると緊張して、うまく返事ができない。
人と話すときに目を合わせられない。
声が小さくなったり、早口になったりする。
何かを聞かれても、自信がなさそうな答え方になってしまう。
本当は、もっと堂々としていたい。
「自信があるように見られたい」
「人前でも落ち着いて話せるようになりたい」
「いちいち周りの反応を気にしたくない」
そう思っている人は少なくありません。
特に、おどおどしてしまうことを自分で気にしていると、人と接するたびに「またおどおどしてしまった」と落ち込んでしまいます。
でも、おどおどすることは、生まれつきの性格だけで決まるものではありません。
考え方や普段の行動を少しずつ変えていくことで、今より落ち着いて振る舞えるようになることはあります。
この記事では、おどおどしてしまう理由と、人前で堂々と振る舞うために今日からできることを紹介します。
そもそも、なぜおどおどしてしまうの?
おどおどしてしまうと、「自分は弱い人間だから」と考えてしまうかもしれません。
しかし、実際には性格だけが原因とは限りません。
「失敗したらどうしよう」と考えている
人前でおどおどしてしまう人は、実際に何かが起きる前から、
「変なことを言ったらどうしよう」
「間違えたら恥ずかしい」
「笑われたらどうしよう」
「嫌な人だと思われたらどうしよう」
と考えていることがあります。
そうすると、頭の中が「失敗しないこと」でいっぱいになります。
たとえば、簡単な質問をされたとしても、
「どう答えれば正解なんだろう」
と考えすぎてしまい、普通ならすぐ答えられることでも言葉が出てこなくなる。
そして、さらに焦る。
焦るから声が小さくなる。
声が小さくなると「またおどおどしている」と自分で気づき、さらに緊張する。
このような悪循環が起こることがあります。
相手の目を気にしすぎている
「自分がどう見られているか」を気にしすぎることも、おどおどする原因になります。
人と話しているときに、
「今の顔、変じゃないかな」
「ちゃんと話せているかな」
「相手は退屈していないかな」
と、自分自身をチェックし続ける。
すると、目の前の会話よりも「自分がどう見えているか」に意識が向いてしまいます。
その結果、自然に振る舞うことが難しくなります。
自分に自信がないというより、「自分を信用できていない」
「自信がないから堂々とできない」とよく言われます。
でも、もう少し細かく考えると、
「何かあっても自分なら大丈夫」と思えていない
ことが大きい場合があります。
失敗したら終わり。
嫌われたら終わり。
恥をかいたら終わり。
そんなふうに感じていると、失敗を避けるために慎重になりすぎます。
だから、堂々とするためには「絶対に失敗しない自分」を作るのではなく、
「失敗しても何とかなる自分」
を少しずつ作っていくことが大切です。
「堂々とする=偉そうにする」ではない
「堂々とした人」と聞くと、何でも言い切る人や、強く自己主張する人を想像するかもしれません。
でも、本当の意味で堂々としている人は、必ずしも声が大きいわけではありません。
落ち着いている。
必要以上に慌てない。
相手の顔を見て話す。
自分の意見を必要なときに伝えられる。
間違えたときも、必要以上に自分を責めない。
このような状態も「堂々としている」と言えます。
つまり、目指したいのは「強そうに見せること」ではありません。
自分を必要以上に小さく見せないことです。
おどおどするのを治すために、まず変えたいこと
いきなり性格を変えようとする必要はありません。
まずは、普段のちょっとした行動を変えていきましょう。
1.動作をゆっくりにする
おどおどして見えるときは、本人が思っている以上に動作が速くなっていることがあります。
話しかけられた瞬間に慌てて答える。
急いで席を立つ。
何かをするときにせかせか動く。
こうした動きを少しゆっくりにしてみましょう。
たとえば、人から話しかけられたら、すぐに答えようとせず、一度相手を見る。
それから返事をする。
たったこれだけでも、落ち着いた印象になります。
「ゆっくり動く」を意識するだけなら、特別な練習も必要ありません。
2.声を少しだけ大きくする
おどおどしてしまう人は、緊張すると声が小さくなりがちです。
そこで、「大きな声を出そう」と頑張る必要はありません。
普段よりほんの少しだけ声を大きくすることを意識してみてください。
「おはようございます」
「ありがとうございます」
「はい、分かりました」
こうした短い言葉から練習できます。
声が大きくなると、それだけで自分自身も「ちゃんと話せている」という感覚を持ちやすくなります。
3.相手の目をずっと見なくてもいい
「堂々とするためには、相手の目を見なければ」と考える人もいます。
でも、ずっと目を見続ける必要はありません。
相手の目元を見る。
顔のあたりを見る。
一度目を合わせて、自然に視線を外す。
このくらいで十分です。
目を合わせることに集中しすぎると、かえって緊張してしまいます。
「ずっと見なければいけない」というルールを自分に課さないことも大切です。
4.語尾を弱くしすぎない
自信がないと、
「たぶん……そうだと思います」
「○○だと思うんですけど……」
「すみません、違うかもしれませんが……」
と、必要以上に自信のない言い方になってしまうことがあります。
もちろん、分からないことを「分からない」と言うのは悪いことではありません。
ただ、分かっていることまで弱く言う必要はありません。
「私はこう思います」
「こちらで大丈夫です」
「○○だと思います」
と、最後まで普通に言い切る練習をしてみましょう。
人前で堂々とするために「姿勢」を変えてみる
意外と効果を感じやすいのが姿勢です。
背中を丸めて下を向いていると、自分自身も縮こまった気分になりやすくなります。
反対に、
- 背筋を軽く伸ばす
- 顔を少し上げる
- 肩の力を抜く
- 足元を安定させる
ことを意識すると、落ち着きやすくなります。
ここで大切なのは、「胸を張って偉そうにする」ことではありません。
無理に強く見せるのではなく、自然な姿勢に戻すことです。
スマートフォンを見るときも、必要以上にうつむかない。
歩くときも、足元ばかり見ない。
普段の生活から少しずつ変えていきましょう。
「どう思われるか」ではなく「何を伝えるか」に意識を向ける
人前で緊張すると、
「自分がどう見えているか」
ばかりが気になります。
そこで、意識を別のところに向けてみます。
「自分がどう見えるか」ではなく、
「今、相手に何を伝えたいのか」
を考えるのです。
たとえば仕事で説明をするとき、
「緊張していると思われたくない」
と考えるより、
「相手に○○を分かってもらおう」
と考える。
友人と話すなら、
「変な人だと思われないようにしよう」
ではなく、
「この話を聞いてほしい」
と考える。
意識が「自分」から「伝えたいこと」に移ると、必要以上に自分をチェックしなくなります。
小さな「堂々とできた」を積み重ねる
自信は、頭の中で「自信を持とう」と思うだけではなかなか身につきません。
「できた」という経験を積み重ねることで、少しずつ育っていきます。
たとえば、
今日は店員さんに自分から「ありがとうございます」と言えた。
今日は職場で一度だけ自分から話しかけた。
今日は相手の顔を見て挨拶できた。
会議で一言だけ意見を言えた。
この程度で十分です。
「そんな小さなことでいいの?」
と思うかもしれません。
でも、こうした小さな行動が大切です。
いきなり「人前で堂々と話せる人」を目指すのではなく、
昨日より少しだけ堂々と振る舞えた自分
を増やしていきましょう。
「おどおどしてしまった」と思っても、自分を責めない
ここは、とても大切なポイントです。
練習を始めても、毎回うまくいくわけではありません。
人前で緊張してしまう日もあるでしょう。
声が小さくなることもあるでしょう。
相手の顔を見られないこともあるでしょう。
そんなとき、
「やっぱり自分はダメだ」
と考えてしまうと、せっかくの練習が苦しいものになってしまいます。
「今日は緊張したな」
「ちょっとおどおどしてしまったな」
くらいで大丈夫です。
そして、
「次は一つだけ変えてみよう」
と考える。
たとえば今日は声が小さかったなら、次は少しだけ声を大きくしてみる。
全部を一度に変えなくていいのです。
堂々としている人も、緊張する
ここを勘違いしないことも大切です。
堂々として見える人が、いつも緊張していないとは限りません。
人前で話すときに緊張していても、それを必要以上に隠そうとしない人もいます。
間違えても、
「すみません、言い間違えました」
と普通に言って続ける。
分からなければ、
「ちょっと確認します」
と言う。
質問されてすぐ答えられなければ、
「少し考えますね」
と言う。
こうした姿勢が、結果として堂々とした印象につながります。
堂々としている人とは、「緊張しない人」ではなく、「緊張しても必要以上に慌てない人」なのかもしれません。
「失敗しても大丈夫」と思える自分を作る
おどおどしてしまうとき、
「失敗しないようにしよう」
と考えがちです。
でも、それではいつまでも緊張が続きます。
そこで、考え方を少し変えてみましょう。
「もし失敗したら、そのとき考えればいい」
「言い間違えたら言い直せばいい」
「分からなければ聞けばいい」
「相手にどう思われるかは、自分にはコントロールできない」
このように考える。
もちろん、失敗するのは嫌です。
恥ずかしい思いをすることもあります。
でも、ほとんどの失敗は、その瞬間に感じるほど大きな問題ではありません。
時間が経てば、自分も相手も忘れていることが多いものです。
人の目を気にしすぎないことも大切
おどおどしてしまう人は、「自分がどう見られているか」を考えすぎてしまうことがあります。
でも、あなたが思っているほど、周りの人はあなたのことを細かく見ていないかもしれません。
自分が言った一言を一日中覚えている人は、ほとんどいません。
自分のちょっとした仕草を、他人がずっと気にしているわけでもありません。
人はそれぞれ、自分のことで精一杯です。
だから、
「変に思われたかもしれない」
と思ったときには、
「相手は本当にそこまで気にしているかな?」
と考えてみてください。
そして、
「まあ、どう思うかは相手に任せよう」
と手放してみる。
これだけでも、少しずつ楽になっていきます。
関連記事→人の目が気になるのはなぜ?「どう思われた?」と気にしすぎる自分を楽にする方法
今日からできる「堂々とする練習」
最後に、すぐにできる練習をまとめます。
まずは全部やろうとせず、一つだけ選んでみてください。
朝の挨拶を少しだけ意識する
「おはようございます」と、普段より少しだけ顔を上げて言ってみる。
人と話すときに一度だけ顔を見る
ずっと目を見る必要はありません。
一度相手の顔を見るだけでも十分です。
返事をするときに慌てない
話しかけられたら、一呼吸置いてから返事をする。
自分の意見を一度だけ言う
「私は○○だと思います」
と、自分の考えを一つ伝えてみる。
「どう思われた?」と考え始めたら止める
「相手の気持ちは分からない。考えても答えは出ない」
と区切りをつける。
こうした小さな練習を繰り返していきましょう。
まとめ|堂々とするために、自分を大きく見せなくていい
おどおどしてしまうと、
「もっと自信を持たなければ」
「堂々とした性格にならなければ」
と思ってしまいます。
でも、無理に強い人になる必要はありません。
大切なのは、自分を必要以上に小さく見せないことです。
少しゆっくり話す。
声をほんの少し大きくする。
顔を上げる。
姿勢を整える。
相手の目を一度見る。
自分の意見を一つ伝える。
そして、失敗したときに自分を責めすぎない。
こうした小さな行動を積み重ねていくことで、「人前でも大丈夫かもしれない」という感覚が少しずつ育っていきます。
そして忘れないでほしいのは、堂々としている人も、最初から堂々としていたわけではないということです。
緊張することもある。
失敗することもある。
うまく話せない日もある。
それでも、「まあ、なんとかなる」と自分を信じて、その場にいられる。
そんな状態を少しずつ目指していけばいいのです。
「おどおどする自分を変えたい」と思った今日が、最初の一歩です。
いきなり大きく変わろうとせず、まずは明日の挨拶を少しだけ堂々としてみる。
その小さな一歩から始めてみましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。

