行動を起こすのが怖い…現状を抜け出せない理由は潜在意識にある
なにか始めようと思っても、なぜか怖くて行動に移せないことってありますよね
私自身、なかなか行動に移せなくて引きこもっていた時期があります
このままじゃ何も変わらない
もっと勇気があれば…
行動を起こすことを恐れてしまう理由、そして潜在意識との関係とはなんでしょう?
目次
行動を起こすのが怖いのはなぜ?
行動することを恐れてしまうのは
「失敗して恥をかくかもしれない」
「誰かに批判されるかもしれない」
このようにネガティブな未来を想像をしているからです
たとえば、暗闇を歩いているとします
周りが見えないと「危険な目に遭うかもしれない」そう思って慎重に行動しますよね
ネガティブなことを想像するのは、もしもの事態に備えて心の準備をしているからです
なので、不安や恐れは人間が危険を回避するための本能でもあるのですが、あまり慎重になりすぎると、なかなか先へは進めません
関連記事→不安は大切なものを守るためにある!憂鬱な気分を晴らす方法
人の目を気にし過ぎている
あなたは行動の先にいる誰かの存在を気にしていませんか?
人の目を気にし過ぎてしまうのは、周りから評価してもらうことでしか、ありのままの自分を認めることができないからです
そうなると、自分らしさを消して良い人を演じなくてはならなくなります
気を遣い過ぎることに疲れてしまい、ますます行動を起こすのが億劫になります
常に周りの人に対して完璧な対応をしている人などいません
「長所も短所も含めて自分である」と、そのままの自分を認めることが大切です
関連記事→人からどう思われているか気になる・ムダに消耗しないために知っておくこと
分からないから怖くなる
人は見えないもの、わからないことに恐怖を抱いてしまうもの
なので、行動を起こすのが怖いと思うのはごく自然なことです
恐怖心を減らすには出来ることから少しずつ初めてみたり
情報を集めるなどして「見えない、わからない」を減らしていくようにします
誰でもなにかを始めるのには勇気がいります
そこを乗り越え、一歩踏み出すことができれば恐怖心はいつのまにか消えてしまうもの
実際やってみて自分の考えてたことと違ったとしても、それもひとつの経験
「経験は宝」と言われるように、どんな経験も自分にとって必要で意味のある経験なのです
現状を抜け出せない理由は潜在意識にある
私たちは生まれてから、見たり聞いたり感じたことが潜在意識に蓄積されていきます
その中でも嫌な出来事ほど、繰り返し思い出すことによって深く記憶に残り、現実に影響を与えます
それは、人間が安心安全に生きることを重要としているからです
そのため、過去の嫌な出来事を記憶することで同じ目に会わないように、不安感により「気をつけて!」というサインをだして自分の身を守ろうとしているのです
慎重になることも必要ですが、過去の嫌な記憶によって発生した不安感は行動の妨げにもなるのです
関連記事→潜在意識・顕在意識・集合的無意識とは?意識の力が世界を救う
人にはそれぞれ安心していられる空間がある
安心、快適、居心地良いと感じる空間のこと「コンフォートゾーン」と言います
家にいるときや家族と接するときは、緊張せずにリラックスした状態でいられますよね
私たちの脳は慣れ親しんだところを安心安全だと認識します
コンフォートゾーンである居心地の良い空間にいるからこそ、安心してありのままのリラックスした状態でいられるのです
反対に、自分のコンフォートゾーンではない見知らぬ場所に行くと無意識に防御的になってしまいます
本当に危険な場所で、我が家にいるときのように無防備な状態でいたら危ないですからね
これも私たちにとって必要な本能です
とはいえ、安全なところであるにもかかわらず、いちいち緊張して身構えてしまうのは困りますよね
私たちは慣れない空間にいると、他人の感情を感じたり自分の感情をコントロールする能力が下がってしまいます
話をするのが苦手な人が人前で話をするときに、緊張して頭が真っ白になるのもそうです
緊張しているダメな自分を切り離そうとするほど本来の能力が発揮できなくなるのです
これは、感情と思考のズレによって自己不一致を起こしている状態です
うまくいかないことが続くと、ますます苦手意識は強まってしまいます
関連記事→自己一致は人類共通の目標!ありのままの自分になれば世の中は変わる
人は慣れることで脳の情報処理が変わると言われています
繰り返し行って慣れることでコンフォートゾーンは広がるのです
無意識に元の状態に戻そうとする機能が働く
私たちにはホメオスタシス(恒常性維持機能)というものが備わっています
ホメオスタシスとは 生物が、外界の条件が変動しても体の状態や機能を一定に保つ働きです
気温が高くなって体温が上がれば、身体は勝手に汗をかき体温を戻してくれます
逆に寒くなると、震えることで体温が下がるのを防いでくれます
このように、ホメオスタシスは人間や生物にとって生命を維持するために重要な働きをしてくれています
このホメオスタシスは生命を維持する機能だけではなく、私たちの日常生活の中でも働きます
なにか目標を立てて頑張ろうと思っても3日坊主に終わったり、結局止めてしまうことってありますよね
たとえば、ダイエットで食事制限をしているときに、友達に誘われて食事に行ったとします
「せっかくだし、昨日まで食事制限していたから大丈夫!」と納得しながら、つい食べ過ぎてしまい、その時点でダイエットを止めてしまう
さらに、食事制限をしていた反動で、ドカ食いして結局リバウンド
これは、ダイエットして痩せるよりも、今のままでいることに安心感を抱いているからです
私たちの本能(潜在意識)は安心安全でいることを最も重要としていますから、現状を変えることに対しては慎重になってしまいます
慣れ親しんだ居心地の良い領域がコンフォートゾーンで、それを維持するのがホメオスタシスの役割です
そのため、頭ではできると思っていることでも、慣れていないことをするとホメオスタシスが働いて、慣れ親しんだ状態(コンフォートゾーン)を維持させようとするのです
自分の力を信じて諦めなければ何でもできる
ある大食い番組に出演していた双子の姉妹の話です
姉妹はいつもだいたい同じスピードで競り合っています
そんな姉妹が番組内で、かき揚げ丼を食べるときのことです
お姉さんが少しリードして二人の間に差が開いてしまいました
妹さんとの差に気が付いたお姉さんからの激励もあって、妹さんは急きょ食べ方を変更
ご飯とかき揚げが水分を吸って膨張しないように、それぞれを別々にして、先にご飯を食べる作戦をとったのです
すると一気にお姉さんのペースに追いついて、最終的にお姉さんに勝ったのです
出場したからには「勝つ!」と自分の力を信じて挑んでいたと思います
「自分の力を信じて諦めない」
この思いがあったからこそやるべきことがひらめいて目標を達成することができたのです
私たちは無意識に自分の能力に対する自己評価に相応しい状況や状態を維持させています
現状から抜け出すためには、まずは自分のことを正しく理解する
さらに「この状況・状態でいるのはおかしい、私に相応しくない」そう頭に入れておくことです
自分を理解したうえで心からやりたいことや達成したいことに意識を向ける
それに向かって、できることからコツコツ続けていれば少しずつ変化していくものです
関連記事→【本当の自分がわからない】セルフイメージ次第で人生は変わる
おわりに
行動を起こすには、まずは何からでもいいので行動することに慣れることです
これまでの日常にちょっと変化を加えるだけでも自分に対するイメージは変わります
誰にでも必ず得意なことや強みはあります
自分の力を信じて無理をせずに少しずつ出来ることからやってみる
そうしていくうちに自然と自分の進みたい方向に導かれていくはずです
最後まで読んでいただきありがとうございます