悪口ばかり言うのに人気があるのはなぜ?言葉に気をつけるべき理由
あなたの周りに人の悪口ばかり言っているのに「人気があるなぁ」と思う人はいませんか?
悪口陰口が嫌いな方ほど「なんでだろう?」と疑問をもたれるのではないでしょうか
目次
悪口ばかり言うのに人気があるのはなぜ?
悪口を聞くのってあまり気分のいいものではないですよね
聞かないようにしていても近くでずっと同じような悪口ばかり聞かされるとうんざりします
「自分の悪口も言われているかもしれない」という不安も悪口を不快に感じる理由のひとつではないでしょうか
悪口ばかり言ってる人は嫌われて当然って思いますよね
それなのに人気があるのはなぜなのでしょう
自分が言えないことをズバズバ言ってくれる
悪口を言わない人でも、苦手な人や嫌いな人が一人二人はいると思います
あなたの嫌いな人の悪口だったら「そうそう、よく言ってくれた」ぐらいの気持ちになるでしょう
みんなが思っていることをズバッと言ってくれるとスカッとするものです
それは毒舌タレントが人気者になる理由と同じです
「自分が不満に感じていること」
「言いたいけど言えないこと」
これをユーモアを交えて話してくれることで、人はもっと話が聞きたいとなり人気を集めていくのです
類は友を呼ぶ
悪口ばかり言う人は共感してくれる仲間を増やしたいという思いがあります
そのため、その人の周りには人が集まるのですが、それは「類は友を呼ぶ」ということです
職場は似たような立場や考えの人が集まりやすいため、その中で気が合う者同士のグループが出来ます
好きなものより嫌いなものが同じほうが痛みを共有することができるため、すぐに仲良くなれるものです
ですが、それは愚痴や悪口を言い合うだけの仲であって、信頼し合うことのないもろい関係になります
口数が多いぶん明るい人に見える
話の内容が悪口陰口ばかりなのに「よくしゃべる」というだけで明るい人に見られることがあります
私が今までに出会った悪口をよく言う女性は、声が大きく笑っていることが多いように感じられました
さらに、リアクションも良いので異性からもサバサバした明るい人に見られることがあります
そのため気軽に話しかけやすい存在となり、さらにいつも誰かと話をしているため人気があるように見えます
口数が多い=明るいということではありません
話している内容が人を不快にさせるものばかりなら明るい人とは言えませんよね
本当に明るい人は口数は少なくても笑顔で前向きな考えをもっている
そんな人の心を明るくしてくれる人です
愚痴聞き役として人気がある
悪口陰口が好きな人は、他人の愚痴も嫌がることなく一緒になってワーワー言いながら話にのってくれます
愚痴を言う目的は相手に共感してもらうことです
愚痴を言いたくなったとき、あまり悪口を言わない人よりも、話を盛り上げつつ共感してくれそうな人に話したくなるものです
悪口を言う人は愚痴聞き役として人気があるのです
悪口を言われたくないから合わせている
悪口を言う人を敵にまわしたら「自分も何を言われるかわからない」と不安になりますよね
そんな不安があるから表面的に話を合わせているのです
「悪口を言う人」と「悪口を言われている人」それぞれについてどう感じるかは人を見る目のある方なら分かるはずです
悪口を言う人は相手の価値を下げようとして悪口を言いますが、それ以上に自分自身の価値を下げてしまっているのです
悪口ばかり言う人にも良いところはある
悪口が嫌いな方からすると悪口ばかり言う人は悪者にしか見えないかもしれません
私も悪口を言う人に対して嫌悪感をもっていたため、その人の良いところが見えなくなっていました
良いところが一つもない人はそうはいません
その人の良いところをわかっている方から慕われているのです
実際、悪口を言うのに嫌われていない人は
「話がおもしろい」
「面倒見がいい」
「気前がいい」
このような人が多いように思います
悪口を言うということは人に構わずにはいられないのであって
それだけ人間好きな人なんです
悪口を言い続けるとどうなる?言葉に気をつけるべき理由
悪口ばかり言う人は自分が誰かに何かを言われると「あの人は怖い、危ない」「気を付けた方がいい」と口にすることが多いです
自分のことを棚に上げて、人から言われることに恐れを抱いているのです
恐れや不安で心に余裕がないときほどイライラしたり怒りっぽくなるように
恐れが強い人ほどそれが悪口となって表に出てしまいます
悪口を言えば言うほどクセになる
常日頃から悪口陰口を言い続けているとそれが癖になってしまうこともあります
とにかく黙っていられず、常になにかしらに難癖つけずにはいられなくなるのです
以前、同じ職場で働いていた人がそうでした
その職場では休憩室にある冷蔵庫を当番制で掃除していました
その掃除当番のとき、悪口の多い同僚が「汚ぇ冷蔵庫…」と言うのです
すぐにあっ!という表情とともに「まぁ家の冷蔵庫も綺麗じゃないけど…」と言い直していました
職場の冷蔵庫は昼食を一時保存するための冷蔵庫なので中にはほとんど何も入っていませんし、常に掃除をしているので綺麗です
にもかかわらず、そのような言葉が出たのは、外にある情報に反応して言葉にしているのではなく「無意識に口に出してしまった」のだと思いました
口ぐせとして身についたものは、見える世界まで変えてしまうものなのです
同じ口ぐせなら「ありがとう」や「嬉しい」など自分も周りも気分が良くなる言葉を使い続けたほうが、見える世界がより良いものになるはずです
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魅力を失ってしまう
口の悪いことを毒舌と言いますよね
実際に毒があるかどうかはさておき、女性はとくに自分の発した毒で魅力を失っていくものです
愚痴を言わないとストレスが溜まるという方がいますが、一度ならまだしも何度も言い続ければ逆にストレスになります
それは声に出す暗記法と同じで、愚痴や悪口を言い続けると忘れるどころか記憶に残ってしまいます
言い続けたことにより脳内で重要な情報となれば、悪口を言いたくなるようなことが目につきやすくなり、さらにイライラ…
それがストレスになり結果的に魅力を落とすことに繋がってしまいます
若い時はあまり分からないですが、年齢を重ねるにしたがって考え方や言葉遣いは人相に現れるものです
美しく年齢を重ねるには高い化粧品を使うよりも、発する言葉や考え方を前向きにすることの方が大切です
内面からにじみ出る美しさに勝るものはありません
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おわりに
悪口を言う人も、悪口を言う人に対して嫌悪感を抱いてしまう人も、それぞれが相手の一部分だけを見てジャッジしていては、いつまでも争いは絶えません
みんな完璧ではないけど誰でも良いところはある
自分自身のことも含めて広い視点からみることができれば世の中もっと楽しくなるはずです
最後まで読んでいただきありがとうございます