成功する人は不安定感を受け入れている?人間に共通するニーズとは
「成功者」というと、どんな人を思い浮かべますか?
「お金をたくさん稼いでいる」
「好きな事を仕事にする」
おもに何かを成し遂げた人を成功者って呼んでいますよね
是非ともそんな成功者の仲間入りをしたい(° ꈊ °)!
でも「なにをしたらいいのやら」
そもそも何かを始めるのって勇気がいりますよね
成功者の行動力の源とはいったいなんなのでしょう
目次
成功している人は不安定感を受け入れている?
成功者のエピソードを聞いて思うのは
「とにかく行動力がすごい!」
不安定な状況を恐れずに挑戦し続けています
なぜ、成功者は行動力が優れているのか気になりますよね
成功する人は使命を果たすことに意識が向いている
なにかを成し遂げている方の多くが「自分には元々才能やセンスはない」と言ってます
「絶対成功するぞ!」と意気込んでいるわけでもなければ自信満々というわけでもない
ただ、誰もが諦めるような状況から逃げようとはせず、不安定さに立ち向かっている
それを支えるものはなにかというと「使命感」です
自分の使命に意識が向いているから、自然と進むべく方向に導かれていくのであって、失敗やアクシデントも、使命を果たすために起こるべくして起こることなのです
先人達がリスクを恐れずに挑戦し続けてくれたおかげで、私たちの生活はどんどん便利になっています
多くの人が安定感だけを求めたがるなかで、不安定さをもろともせずにチャレンジする
そこには「人を笑顔にしたい」「人の役に立ちたい」という想いがあり
「自分には出来る!」と自分の能力を信じています
その自信を「自己効力感」といいます
自己効力感とは
自分がある状況において必要な行動をうまく遂行できると、自分の可能性を認知していること
「使命を達成できるという自己効力感」が不安定さを恐れることなく行動に移させているのです
不安定感を受け入れるにはどうすればいいの?
多くの人は、新しいことに挑戦するよりも、今のままでいることの方が安全だと感じていると思います
ですが、今のままでいることが安全とは限らないし、挑戦することが危険というわけでもない
それが分かっていても一歩踏み出せないのは、達成したときの喜びよりも、失敗することへの恐怖が上回ってしまっているからです
誰でも初めてのことは緊張するものですし、見えないことに対しての不安もあるはずです
それは、慣れていないだけで、行動に移してみれば不安はなくなるものです
いきなり大胆なことに挑戦をする必要はありません
小さな成功体験の積み重ねが大切です
今までと違うことをしてみるなど、ちょっとずつ変化を加えるようにする
そうすることで安心できる領域も少しずつ広がります
不安定感に対処できるだけの安心感を持つことが不安定を受け入れるための方法です
関連記事→行動を起こすのが怖い…現状を抜け出せない理由は潜在意識にある
人間に共通しているニーズとは?
ニーズとは
個人の行動を動機づけたり、ある対象に対する選択的な方向づけの誘因となるような内面的メカニズムであり、欲求または要求ともいう。
人間が行動する理由
- 安定感のニーズ「安定したい」
- 不安定感のニーズ「変化がほしい」
- 愛とつながり(一体感)のニーズ「愛されたい、誰かとつながりをもちたい」
- 重要感のニーズ「自分には価値がある、特別でありたい」
人はおもに、この4つのニーズを満たすために行動しています
人間は安心安全を求めて生活しています
そのため安心感のニーズは人間の中心部分にあるニーズ
私たちは日々、安定した生活を維持するために行動しています
そんな人間ですが、変化を求めるものでもあります
いくら安心安全に暮らしたいと思っていても、毎日毎日同じ生活だったら
たまには旅行に行きたいとか、いつもと違うことをしたいと思いますよね
そこで不安定感のニーズが行動を起こさせるのです
寂しさを感じれば愛とのつながりを持つために出会いの場に向かいます
自分に自信がなければ重要感のニーズを満たすために勉強をする
現状の居心地の悪さやもの足りなさを感じるほどニーズを満たすための行動をとります
ニーズは良くも悪くも働く
ニーズは自分をより良くすること(建設的)に働くこともあれば、自分にとってなんのプラスにもならないこと(非建設的)に働くこともあります
- 「安定感のニーズ」
建設的に働けば、自分のことを大切にするなど自尊感情につながり、非建設的に働けば、人の意見に耳を貸さなくなったり、自分の殻に閉じこもって行動するのが億劫になります - 「不安定感のニーズ」
建設的に働けば、なにかに挑戦するなどチャレンジにつながり、非建設的に働けば、自分のことを顧みず危険なことに足を踏み入れてしまうことがあります - 「愛とつながりのニーズ」
建設的に働けば、家族や周囲の人とのつながりを大切にします
非建設的に働けば、自分を犠牲にして他人から同情を得ようとすることがあります - 「重要感のニーズ」
建設的に働けばスキルアップなどにつながり、非建設的に働くと、他人に対して批判的になることがあります
その批判の奥には不安があり、人を蹴落し自分を優位に立たせることで不安を埋めようとしています
真の重要感とは「あなたと私は違う」というような分離や優劣をつけるためのものではなく、自分のことも他人のことも尊重して、誰もが特別な存在であると気づかせながら自分を高めていくことです
大切なのは自己肯定感
ニーズがどう働くかは自己肯定感に左右されます
自己肯定感とは「自分が自分であっても大丈夫」と、そのままの自分のあり方を認める感情のことです
そのままの自分を認めていれば「自分はこうありたい」という素直な気持ちのままに自分自身が喜ぶ選択をします
そのままの自分を認められない人は、意識が外に向いてしまっているため、自分自身に意識を向けなければ本当の自分が何を望んでいるのかが分かりません
モヤモヤとした行き場のない感情が、的外れな方向へと向いてしまうのです
関連記事→自己肯定感が低いとどうなる?自分を好きになるための考え方と行動
人間の使命は成長と貢献
人間には人生を豊かにするために大切なニーズがあります
それは「成長のニーズ(成長したい)」と「貢献のニーズ(なにかに貢献したい)」です
イギリス出身の起業家であるピーターセージはこう語っています
自分の「失敗や試練」を、世の中に役に立つものに転換させて「成長」し、自分の一生を超えた、永続的な「貢献」という名の財産を残すことこそが、真に満たされる人生なのです
人は失敗や試練なくして成長することはありません
たくさんの経験をしてそれを乗り越えたからこそ、ものの見方も変わり、人にも優しくなれるのです
成長とはネガティブな出来事からポジティブを見いだすことで自分らしさを取り戻し
それを周囲に分かち合うことで貢献するのです
これこそ人間の使命であると言えます
使命と言っても大げさなものではなく「自分と他人の両方に恵みをもたらす」ことです
試練を乗り越え、成長と貢献に生きるているからこそ、集合的無意識から応援されて、チャンスをつかむ方向へ導かれていくのです
関連記事→潜在意識・顕在意識・集合的無意識とは?意識の力が世界を救う
おわりに
自分が望む人生を歩み豊かに暮らしたい
誰もがそう思いますよね
人は心からやりたいことに意識を向けて「私はそれができる人間だ」と信じて行動すればほとんどのことが叶うと言われています
とはいえ、これまでの経験によって他人軸で生きてきてしまうと、思い込みにより望まない方向へ進んでしまうこともあります
しかし、それも、自分を知るために必要な経験です
本当の自分を知ることが成功に向けての第一歩なのです
関連記事→【本当の自分がわからない】セルフイメージ次第で人生は変わる
最後まで読んでいただきありがとうございます